今週の中山日曜メーンは秋のGIシリーズ第1弾・スプリンターズS。話題は多いが、そのひとつが29日に英国から帰国する三浦皇成騎手(19)=美・河野=だ。騎乗するのはキンシャサノキセキで、勝てばデビュー最速GI制覇記録になる。
3週間の英国遠征を終えて29日帰国する三浦皇成騎手が、いきなりGIでその成果を見せるかもしれない。
スプリンターズSで騎乗す るキンシャサノキセキは昨年、高松宮記念、スプリンターズSの春秋のスプリントGIでともに2着と能力を示している。オーストラリア生まれのフジキセキ産 駒という変わり種。今年の2戦、オーシャンS、高松宮記念はともに10着と振るわないが、繁殖シーズンが半年遅い南半球生まれだけに、6歳でも衰えはない とみていい。
三浦はコンビを組むのは初めてだが、調教では乗ったことがあり、「とにかく末脚を生かす。それだけです」とイメージは描けている。
実際、英国では調教でも乗ったことがない馬ばかりでレースに挑んで好結果を出したのだから、初騎乗はまったくネックにならないはず。日本では考えられない起伏が激しいコースも難なくこなした。
「陣営の指示に的確に応えるようにしました。この遠征では本当にいい人たちに出会うことができました。それが一番の収穫です」
とにかく、有意義な遠征だった。レースで騎乗することはできないと思っていたのに、チャンスはすぐに巡ってきた。9月12日、英国西部ウェールズにある フォスラス競馬場で、海外初騎乗初勝利の快挙を達成。持っている運がそうさせたのか、競馬の神様が微笑んだのか。ロイヤルダイヤモンドでの勝利で、あっと いう間に“コーセイ・ミウラ”の名前が英国中に知れ渡った。その後もコンスタントに騎乗機会を得て、騎乗した20鞍のうち人気より下の着順だったのはわず か3鞍と関係者の信頼を勝ち取った。
「3週間、調教に騎乗するだけのつもりでいました。競馬に乗れるなんて夢にも思っていませんでしたし、まさか勝てるなんて…。これまで携わってきた方すべてに感謝したいです」。19歳の未来ある若者は間違いなく自信をつけた。
かつて、アレッジド(凱旋門賞連覇)などで一時代を築いた英国の大馬主、ロバート・サングスターは「ジョッキーに必要なのは10%の才能と90%の自信 だ」と語った。スプリンターズSはデビュー最速GI制覇の記録もかかる一戦。たっぷり自信をつけた三浦なら、記録達成の可能性は十分ありそうだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿