2009年10月27日火曜日

【天皇賞・秋】二千でも燃えるブルースリ!


2009.10.27 05:04
【天皇賞・秋】二千でも燃えるブルースリ!
休み明けの京都大賞典を勝ったオウケンブルースリ。その後さらに調子を上げている【フォト】

 6カ月半ぶりの京都大賞典を快勝したオウケンブルースリが、さらに調子を上げている。昨年の菊花賞馬が久々の勝利で 弾みがつき、コンビを組む内田博幸騎手(39)も、先週は土日で8勝と勢い十分。力勝負になるケースが多い東京芝2000メートルで、強さを再び見せつけ る。

京都大賞典を快勝して復活した昨年の菊花賞馬オウケンブルースリが、2つめのGIタイトル奪取へ上昇気配を見せている。

  菊花賞や京都大賞典を勝っているステイヤーのオウケンブルースリにとって、今回のポイントは未勝利戦以来、久しぶりに走る2000メートルだろう。しか し、天皇賞・秋の舞台となる東京2000メートルは中距離馬だけの場でなく、マイラーでもステイヤーでも勝っているコース。条件不問で強い馬が勝利に最も 近いコースなのだ。

 この天皇賞出走へ、1着で収得賞金を加算しなければならなかった京都大賞典。いわば、負けられない戦いで結果を出したことは、この馬の強さを改めて証明した。

 「前走は状態さえまともなら、負ける相手ではなかった。春に比べてパワーがついてきたし、この秋はこの馬と一緒に歴戦の古馬と戦うのが楽しみ」。主戦の内田博幸騎手は絶対の自信を持って挑んでいた。

  東西総合首位を走るウチパクは25日の東京で特別レース3連勝を含む5勝、土日で8勝の固め打ちをして今年のJRA通算勝利を125勝に伸ばした。2位の 武豊騎手とは15勝差で、大井から移籍2年目にしてリーディングジョッキーの座が有力になっている。鞍上のリズムも最高潮で大一番を迎えることができる。

  馬のリズムも絶好だ。6カ月半の休み明け、しかも59キロを背負った京都大賞典で激走した疲れが心配されたが、反動は全くなかった。「腰に不安があったの で、この中間は万全を期してPコースを使っています。本当に腰はパンとしたし、馬体もボリュームアップしていますよ」と担当する塩津調教助手はひとまわり 成長した愛馬に目を細める。

 完全復活を遂げたオウケンブルースリが、パワーで東京芝2000メートルを制す可能性は十分ある。(



2009年10月25日日曜日

【菊花賞】アンライ、京都で鮮やかに復活だ


2009.10.25 05:07

 《本紙の狙い》アンライバルドを本命に推す。前哨戦の神戸新聞杯(4着)は気負ったぶん、スムーズなレースはできな かったが、内容そのものはそれほど悪くなかった。この中間は落ち着きを取り戻しており、動き、気配とも絶好。2週続けて追い切りの手綱を取った岩田康騎手 は、3000メートル克服の手応えを感じとっている。京都は過去3戦2勝。直線が平坦なので、持ち味の決め手を存分に生かせる。豪快な差し切り勝ちで、皐 月賞に続くタイトルを奪取。世代の頂点に返り咲く。ナカヤマフェスタが相手の筆頭。春よりもパワーアップしており、距離延長は苦にならないタイプだ。神戸 新聞杯の勝ちっぷりが圧巻だったイコピコが▲。

★最新ナマ情報

 友道厩舎の2騎は滞りなく順調に最終調整を終了した。皐月賞馬(5)アンライバルドは角馬場→ポリでキャンター調整。ドシッと落ち着いてGIウイナーの風格が漂っている。もう1頭の(17)アドマイヤメジャーはポリ1周から坂路1本を登坂した。

  「アンライバルドは木曜の追い切りの内容が100点満点だったし、きょうも落ち着いて走っていた。ダービーの時は気持ちが走る方に向いてなかったのかな。 良馬場が希望だが多少、雨が降ってもOK。今の状態のままレースに向かいたい。メジャーはテンションが上がることなく落ち着いている。こちらも叩いた上積 みは十分見込める」と友道調教師は2頭で上位進出を目論む。

 関東馬の筆頭格はセントライト記念を勝った(16)ナカヤマフェスタ。午前4 時過ぎに美浦TCを出発して、午後1時前に京都競馬場に到着した。馬運車から降りて馬房に向かう時も悠然と歩いて古馬のような雰囲気だ。「途中で渋滞も あったが問題なかった。調教のイメージがあるので誤解されやすいけど、本当は違うんですよ。春から見ればかなり充実しているし、心肺機能が高い。メンバー を見ても“コイツにはかなわない”という馬はいない」と堀内調教厩務員はGI獲りに自信を見せる。

 (8)アントニオバローズは坂路1本。 追い日の気配の良さをそのまま持続している。「金曜日に舌を縛って坂路を上げたら、思いのほか良かったので、レースでも縛っていく。馬の雰囲気や状態は文 句なし。ノドの具合が実戦に行ってどんなもんかやな」と武田調教師。ノドの状態は気になるが、ダービー3着馬だけに警戒は必要か。

 神戸新 聞杯で春の実績馬を一蹴し、一気にGI制覇といきたい(14)イコピコは坂路1本の最終調整。その姿をじっと見守っていた西園調教師は「普段通りの調整が できたし、追い日からここまで順調に来られた。元々イレ込んだりせず、おとなしく本当に賢い馬。金曜の前売りでは1番人気に推されていたのは嬉しい限りや ね。あとは自分の競馬をするだけだが、ここまで来たら勝ちたい!」と本心を率直に語った。

 ダービー2着の(9)リーチザクラウンは大きな ストライドで坂路1本。体をふっくらと見せて、雰囲気は上々だ。「いつも通りで変わりない。精神的にも落ち着いているし、何とかGI馬の仲間入りがした い。ウチの馬についてきたら、みんなバタバタになるよ」と橋口調教師は高らかに逃げ宣言。ラスト1冠獲りへ悔いのない仕上げで態勢を整えた。

  昨年の2歳牡馬チャンピオンの(12)セイウンワンダーは角馬場→CWでキャンターを1周半。レース前日でかなり気合も乗ってきた感じだ。「だいぶ走る フォームも低くなって推進力が増してきた。これは前走では見られなかった姿だよ。距離も大丈夫だし、大崩れはないと思う。いい状態で出せる」と領家調教師 は満足そうな表情を見せた。

 菊花賞現役最多の3勝をマークしている池江郎調教師が送り込む(3)フォゲッタブルと(7)ヤマニンウイス カーは前日追いを敢行。坂路1本登坂後にPコースで内フォゲッタ、外ヤマニンの形で、上がり3ハロン40秒0-12秒0で併入した。「フォゲッタブルは前 走3着だったけど、権利が獲れたという点では勝ちに等しいものだった。仕上がりに関しても満足できる状態にある。ヤマニンもいい感じで来ているし、2頭で アプレザンレーヴ(脚部不安で引退)の分まで頑張ってほしい」。トレーナーは菊4勝目に意欲を見せる。

 (1)スリーロールスは角馬場から CWに出て、上がり3ハロンから46秒2-14秒2(馬なり)で大きめのキャンター。脚のさばきも軽快で、体調の良さが伝わってくる。「前日にコース入り するのはいつも通り。程良い気合でベストの状態に持って来られたと思う。今回が叩き3戦目だしメンバーは揃っているが、どんな競馬をするか楽しみです」と 杉山調教助手の期待は膨らむ。

 古馬と初めて対戦した前走の朝日CCで、昨年の皐月賞馬キャプテントゥーレを首差まで追い詰めた(18)ブ レイクランアウトは午後1時前に京都に到着した。「前回で阪神への輸送を経験していたので、今回も輸送中は落ち着いていました。距離に関しては未知数な部 分は多いけど、きっちり折り合って走れると思う。1度使って体つきは良くなりました」と織田厩務員はデキの良さをアピールした。

 皐月賞2 着(4)トライアンフマーチは小気味よいキャンターで坂路を1本登坂した。「きょうは馬なりのままスーッと気分良く走っていた。程よい気合を見せていた し、無事に前日調整も終えられた。ペースは遅くならないと思うので、この馬は競馬がしやすいんじゃないかな」と清山調教助手。(4)番枠は最多の7勝を挙 げている枠で、「運もあるのかな」と一発を期待していた。

 紅一点の参戦となる(15)ポルカマズルカは競馬場に到着後もうるさい面を見せ ずに馬房内でリラックス。「輸送中でも汗ひとつかかなかった。着いてからも元気一杯。夏の札幌でグンと力をつけた感じだね。ここまでは順調に来られたの で、レースに関しては横山典騎手にお任せです。どんな競馬をしてくれるか楽しみ」と村上厩務員。



2009年10月23日金曜日

【菊花賞】2冠へアンライ、鋭伸11秒9!


2009.10.23 05:09
【菊花賞】2冠へアンライ、鋭伸11秒9!
岩田康騎手を背にCWコースで上々の動きを見せたアンライバルド。本番で前哨戦4着のウップンを晴らす!=栗東トレセン(撮影・山田喜貴)【フォト】

 皐月賞馬アンライバルドが栗東CWコースを単走で追われ、6ハロン80秒5、ラスト1ハロン11秒9と絶品の動きを 誇示した。岩田康騎手は「時計、内容ともいい。体も前走時より張りがある」と好感触だ。午後に確定した枠順は3枠5番。前走の神戸新聞杯は1番人気で4着 と期待を裏切ったが、本番で2冠達成を目論む。

今年の3冠最後の大一番は、日本ダービー馬(ロジユニヴァース)の不在も相まって混戦ムードといわれている。が、そんな声をシャットアウトするとすれば、最初の1冠・皐月賞を快勝したアンライバルドの2冠奪取以外にはない。

  その準備は万端に整った。先週に続いて主戦の岩田康騎手を背にしたCWコース追い。リラックスした雰囲気で馬場入りし、ゆったりとペースを上げていく姿に 気性面の成長もうかがえる。6ハロン標識から15秒3-14秒1-13秒4の理想的なハロンラップを刻む。直線に向くと、肩ムチだけで鋭く反応。重心がグ グッと沈んでラスト1ハロン11秒9(6ハロン80秒5)なら文句のつけようもない。

 「今週もテンションを上げないように乗った。先週より今週の方が前半の行きっぷりも良く、時計、内容ともいい。体も前走時より張りがある」

 秋初戦の神戸新聞杯は4着に敗れたが、岩田康は全ての面で前走時を大きく上回る好感触を得たようだ。

 菊の舞台は向こう正面の3コーナー手前からスタートして、坂の上り下りを含めて約1周半でゴールを迎える。それだけに、レース前の落ち着きと道中での折り合いにより大きな比重がかかる。

  「その点では、春になかった落ち着きがあるのは大きな成長の跡。前走は馬に挟まれる展開で外からもかぶせられ、3角過ぎまで折り合いを欠いたが、それでも 4着と大きく崩れなかった」と、友道調教師に悲観の色はない。むしろ「どの位置でも1周目を折り合ってゆっくり乗り切れば、スタミナはありますから」と自 信の口調だった。“最も強い馬が勝つ”といわれる菊の大舞台。アンライバルドが実力NO.1を証明しようとしている。


2009年10月22日木曜日

【菊花賞】フェスタ8年ぶり関東馬Vへ12秒4


2009.10.22 05:08
【菊花賞】フェスタ8年ぶり関東馬Vへ12秒4
3頭併せで態勢を整えたナカヤマフェスタ(中央)。ゴールを過ぎてからも追われ、仕上げはバッチリ=美浦トレセン(撮影・北野浩之)【フォト】

 牡馬3冠最終戦・菊花賞の追い切りが21日、東西トレセンで行われた。美浦では、ダービー4着馬で秋初戦のセントラ イト記念を完勝したナカヤマフェスタがダートコースで4ハロン51秒4と軽快な動きを披露。ゴールを過ぎてからも追われて、本番に向けて態勢を整えた。 01年マンハッタンカフェ以来8年ぶりの関東馬の優勝に向け、陣営も打つべき手を打って、菊の舞台に臨む。

朝一番、ほとんど蹄跡もない美浦トレセンのダートコースで3頭併せ。秋晴れの空の下で、ナカヤマフェスタが軽快なフットワークを見せた。4ハロン51秒4、37秒6-12秒4のタイム。見届けた二ノ宮敬宇調教師は穏やかな笑顔を浮かべる。

 「周りに馬がいる方が落ち着くんです。気持ち良く走らせることを主眼に置いて、その目的は達成できましたね」

  馬の精神面に配慮した仕上げだが、長丁場を前にして4ハロンの追い切りは手ぬるく映る。だが、併入した内パリオ(牡4、500万下)、2馬身先着した外 クールドリオン(牡4、500万下)をゴールを過ぎて一気に突き放した。「少し遅いと感じた」と話す佐々木幸二調教助手が軽く仕掛けただけで、ゴール後の 2ハロンも28秒3。単純に足すと6ハロン79秒7。手ぬるいどころか、上々の最終追い切りだ。

 秋初戦のセントライト記念を快勝したが、馬場入りをごねたり、騎乗者を振り落としたりと気難しさは相変わらず。「気性が成長した点は?」との質問に二ノ宮師は「成長していません」と即答。会場には笑いも漏れたが、師は大まじめだ。

 「治すことはできなくても、要は走ればいいんです。気持ち良く走らすためには、可愛がりもするし、ケンカもする。(気難しさが解消されて)変わってしまったら、走らなくなるかもしれませんから」

  その長所は、蛯名正義騎手も把握済みだ。「気持ちの前向きさがないことが、3000メートルで逆に競馬がしやすくなるはず」と反応の鈍い右回りの走りをプ ラスにとらえている。その蛯名騎手が制した01年マンハッタンカフェ以来、関東から菊花賞馬は出ていない。落ち着きが長所だったマンハッタンとは正反対の 癖馬だが、心臓の強さを誰もが絶賛するように、フェスタもスタミナは自信がある。

 初の長距離輸送も、ほぼ毎日、調教をともにしている僚馬ナカヤマスウェプトを帯同させる予定で、対策済み。打てる手は全て打った。

 「トモがしっかりして筋肉質の体になりましたね。何とか結果を出してあげたいと思います」

  97年ダイワオーシュウ、04年ホオキパウェーブと2度の菊花賞2着がある二ノ宮師も、“3度目の正直”に意欲を燃やす。気難しさと非凡な能力を併せ持つ 稀代の癖馬ナカヤマフェスタ。万全の追い切りを消化した関東期待の小兵が、大きな自信を胸に淀に向かう。



2009年10月19日月曜日

【秋華賞】アンカツ憮然…ブエナ3着降着


2009.10.19 05:06
【秋華賞】アンカツ憮然…ブエナ3着降着
ブエナビスタの斜行の影響を受けてブロードストリートの手綱を引いて立ち上がる藤田騎手(撮影・澤野貴信)【フォト】

 第14回秋華賞(18日、京都11R、GI、3歳牝馬オープン国際、馬齢、芝・内2000メートル、1着本賞金 8900万円=出走18頭)牝馬3冠最終戦は、四位洋文騎手のレッドディザイアがゴール前の壮絶な叩き合いを制し、悲願のGIタイトルを獲得。1分58秒 2(良)。次走のエリザベス女王杯でGI連勝を目指す。6年ぶり史上3頭目の牝馬3冠を狙った1番人気のブエナビスタはハナ差2位に入線したが、ブロード ストリートへの走行妨害で3着降着。ブロードが2着に繰り上がった。

単勝1.8倍の断然人気に推されたブエナビスタは、直線で馬群を縫い、猛然とレッドディザイアを追いつめた。約7センチの一騎打ちに場内は大興奮 だったが、ゴールから約10分後、ブロードストリートの進路を妨害したとして2位から3着に降着。3冠を逃し、さらに降着処分まで受け、春の2冠馬は一 転、悲劇のヒロインとなった。

 〔2〕枠(3)番で好スタートを切ったブエナは内々の中団を追走。札幌記念は無理に抑えて折り合いを欠いた だけに、安藤勝己騎手は走る気に任せた位置につけた。結果的に、これが裏目となる。3~4コーナーで進路を外に取ろうとした際、後ろにいたブロードスト リートの前に入ってしまった。

 「そんなにひどい動きはしていないし、急に外に行ったわけでもない。あそこは馬が集まるところだからね」と 安藤勝騎手は憮然とした表情。直線ではスムーズに進路を取り、上がり3ハロン34秒3を発揮しているだけに、釈然としない。「正直、納得いかない部分もあ るけど、裁決が決めること。こういう結果になれば、誰かに責任がある。それは前にいる馬だよね」と話して足早に競馬場を後にした。

 93年ベガで成し遂げられなかった牝馬3冠に挑んだ松田博資調教師は、皮肉にもベガと同じ3着。「結果的にもう少し後ろから外を回っておけば…。レースやから仕方ないけどな。早めに外に出しておかにゃ詰まるわな」と初めての経験となった内々での競馬に敗因を求めた。

 次走は「エリザベス女王杯か、ジャパンC(11月29日、東京、GI、芝2400メートル)かは分からんぞ」とトレーナーは明言を避けた。初めて牝馬に負けたブエナビスタ。この屈辱は、必ず次で晴らしてみせる。

2009年10月18日日曜日

【秋華賞】死角なし!ブエナ3冠&万券も頂き


2009.10.18 05:10
【秋華賞】死角なし!ブエナ3冠&万券も頂き
圧巻の走りで春2冠を優勝したブエナビスタ。人気に応えて6年ぶり史上3頭目の牝馬3冠を達成だ【フォト】

 牝馬3冠最終戦・秋華賞が18日、京都競馬場で開催される。前日発売では、次元の違う走りで春2冠を制した(3)ブ エナビスタが210円で単勝1番人気。サンケイスポーツ予想の加藤隆宏記者も、牝馬相手に無敗を誇るブエナに全幅の信頼を寄せる。馬券は(3)1着固定の 3連単10点勝負。△の(18)デリキットピースが絡めば、ブエナからでも万馬券だ!

心配無用。◎ブエナビスタで盤石だ。

 オークスは仕掛けが遅れたうえ、コンディションの悪い馬場の外へ進路を取りながら、完璧なレー ス運びを見せたレッドディザイアを差し切り。同世代の牝馬相手では無敵であり、次元の違う存在といっていい。2着に敗れた札幌記念でもすごさを再確認でき た。久々のうえ初の滞在競馬で勝手が違ったのか、テンションが高く、レースでも行きたがった。凱旋門賞(レース後に断念)を意識した安藤勝騎手が無理に抑 えたため、リズムを崩して、後手後手に。まともな競馬にならずに、ヤマニンキングリーにクビ差なのだから、その能力は推して知るべしだ。

 肝心なのは状態面のチェックだが、前走後に蟻洞(ぎどう=蹄に空洞ができる)となったが、発見が早かったうえ、症状も軽く、治療は迅速に行われた。治癒後の乗り込みは順調。14日の栗東CWコースでの最終追い切りの伸び脚は文句なしで、仕上がりに不安は感じられない。

  追い込み脚質なので、京都の内回りコースは不向きだが、直線距離は札幌(269メートル)に比べれば、今回は328メートルと約60メートル長い。距離が 1400メートルや1600メートルならともかく、2000メートルならば、位置取りが悪くなっても途中から挽回がきく。それに京都の軽い芝ならば超一級 品の切れ味がさらに威力を増すのは言うまでもない。舞台がどこであろうと、これまで通り小細工せずに力でねじ伏せるレースをすれば、結果はついてくるの だ。

 メジロラモーヌ(86年)、スティルインラブ(03年)に続き、史上3頭目の牝馬3冠へ。ブエナビスタが断然の人気に応えて、その名を歴史に刻む。

 馬単は(3)(5)、(3)(12)本線に(3)(10)、(3)(14)、(3)(16)、(3)(18)。3連単はもちろんブエナの1着固定。(3)(5)(12)、(3)(12)(5)、(3)(5)(14)を厚めに10点で勝負する。

2009年10月17日土曜日

【秋華賞】万券王水戸、ディザイアに自信の◎


2009.10.17 05:10
【秋華賞】万券王水戸、ディザイアに自信の◎
オークスではブエナビスタにハナ差屈したレッドディザイア(手前)だが、ひと夏を越して成長、水戸記者は逆転可能とみている【フォト】

 牝馬3冠レースの最終戦・秋華賞(18日、京都)の枠順が16日に確定した。注目の存在は3冠を狙うブエナビスタだ が、昨年は3連単で1000万円超と荒れるレースとして知られ、1番人気が6連敗中といういや~なデータもある。そこで今や絶好調の万助・水戸記者はブエ ナを逆転可能と判断してレッドディザイアに自信の◎を打って好配当狙いに出た。馬券は17日から全国で発売される。

ブエナビスタが最有力候補であることには異存はない。しかし、この馬にはやはり当初の目論みどおり海外遠征(凱旋門賞)を果たして貰いたかった。古 馬と一戦まみえたことは地力強化の上でプラスになったことは否定しないが、背負い慣れているとはいえ、前走52キロからの3キロ増の斤量はなにか微妙に響 きそうな気がしてならない。

 それはともかくブエナビスタと桜花賞、オークスで息詰まる大接戦を演じたレッドディザイア、そしてこのディザイアを前哨戦で首差破ったブロードストリートの3頭は能力的にそう差はなく、私は「3強」という位置づけを勝手にしている。

  そして今回は(5)レッドディザイアの勝機ではないだろうかという結論に達した。2冠馬も、ストリートも前走が春とそう変わらない体重での出走だったのに 対してディザイアはオークスに比べ10キロ増。上がり目、変わり身という点では「3強」の中で最も期待できるとみた。中間の順調ぶり、気配のよさ、そして 追い切りの動きと、それは際立っていた。そうした成長度、仕上がり状態のよさに加え、京都コースの相性(2戦2勝)も特筆していい。このレースは内回り コースで争われるが、その意味では比較的前々で競馬を進めるこの馬にはもってこいだし、3枠5番という枠順も絶好。まさに願ったり叶ったりで、この馬に とってここは走れる条件が揃ったレースである。

 近親にベルメッツ(GIキングジョージの勝ち馬)ほか、活躍馬が一族にキラ星のごときいる良血馬。ブエナビスタの3冠を阻止、かわって女王の座に就くに相応しい馬と断言できる。(5)の単。(5)(3)、(5)(12)、(5)(11)、(5)(7)が馬単の主力。