春の牝馬2冠で連続2着だったレッドディザイアは、栗東坂路で4ハロン50秒2、ラスト1ハロン12秒6の好時計を マーク。打倒ブエナビスタに燃える陣営は久しぶりの併せ馬を敢行し、レッドは2馬身先着した。松永幹夫調教師は理想的な調教に満足そうな表情を見せ、「状 態はいいので、自信はあります」と最後の1冠での逆転に闘志満々だった。
最後の1冠奪取に燃えるレッドディザイアが、最終追い切りで、新馬戦以来となる併せ馬を敢行。陣営の“闘魂注入”に応え、力強くパートナーを突き放した。
栗東坂路でスマートソロモン(牡3未勝利)を2秒近く追走。スピードに乗ってジワジワと差を詰めると、ラスト1ハロン手前で背後に接近。そこから追い出さ れると迫力満点の馬体がグンと弾み、さらに加速。並ぶ間もなく内から抜き去って2馬身先着した。4ハロン50秒2-36秒2-12秒6と時計も文句なし だ。
「相手(4ハロン51秒8)が走り過ぎました」と言う大渡調教助手。それでもキッチリとかわした内容に「最後の1ハロンはビッシリや りました。スピード感があったし、反応も良かった。今回は攻めました」と満足の表情。同時に「以前は左にもたれ気味だったけれど、まっすぐに走れていまし た。筋肉もついて、かなり力をつけていますね」と春からの成長も伝えた。
見届けた松永幹夫調教師も「併せ馬でやりたかった。終いまで追ってしっかり負荷をかけることができたし、思った以上に時計も出ました」と納得の笑みを浮かべた。
「あまりやらなくて結果が出なかった」(松永幹師)前走のローズSは、1週前に4ハロン50秒0を出したことで、直前は4ハロン55秒0にとどめたが2着 惜敗。「今、思えば手ぬるかったのかも」と振り返り、それも踏まえ「やるべきことは全てやりました」。長めからの乗り込みを増やし、右回りは手前の替え方 が上手でないことから、先週7日はCWコースで追い切って、その練習もした。秋の大一番へ万全の仕上げを施してきた。
春は桜花賞、オーク スでともにブエナビスタの2着。「能力は確かにある。でも、何かが足りないのかも」と松永幹師は自問自答するが、決戦を目前に控えて「ブエナビスタとの対 決は本当に楽しみ。半年で馬も成長した。それをぶつけていい結果が出るよう頑張りたい。状態はいいので、自信はあります」と胸を張った。騎手として、96 年の第1回秋華賞をファビラスラフインで制した“牝馬のミキオ”は、今度はトレーナーとして、その歴史に名を刻む。
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