<毎日王冠>
いよいよスターホースが秋初戦を迎える。今週開幕する東京のメーン・毎日王冠(G2、芝1800メートル、11日)で、G1・6勝牝馬ウオッカ (牝5、栗東・角居)が始動する。夏を順調に過ごし、状態面は良好そのもの。武豊騎手(40)も陣営も、秋初戦から多くのファンが観戦に訪れることを願っ ている。強い馬が見せる強い走り。今年の秋もウオッカの季節となりそうだ。
何万回と競走馬に騎乗してきた第一人者・武豊騎手をして「僕も楽しみ。ワクワクしています」と瞳を輝かさせる馬。それがウオッカだ。これまで G1・6勝。人知を超えたスーパー牝馬が、いよいよ秋初戦を迎える。「たくさんのお客さんに来てほしい」という武の言葉は、歴代でも屈指の名牝をひと目見 てほしいという思いにほかならない。
気持ちは陣営も同じだ。全休日とあって静かな朝を迎えた栗東で、角居厩舎の清山助手がつないだ。
「あれだけのジョッキーがワクワクしながら乗ってくれる馬。ファンも、強い馬が強い競馬をすることを望んでいるだろうし、競馬ファンが継続していく力にもなると思う。気候もいいので、デートスポットとして若い世代の人にも来てもらいたいね」。
くしくも4日には阪神競馬場でJRA初の「婚カツ」(お見合いパーティー)があったばかり。“ウオッカツ”ではないが、名牝の走りを一緒に見た ファンの間に恋が芽生えても決して不思議はない。牝馬として64年ぶりに制したダービー。ダイワスカーレットと2センチ差の激闘を演じた昨年の天皇賞 (秋)。これまでも、記録だけでなく、鮮烈な記憶として残る走りを提供してきたウオッカだからこそ、武豊騎手も陣営も多くのファンが競馬場へ来ることを望 む。
もちろん、状態の良さがあってのこと。4日にはCウッドで5ハロン65秒台をマーク。しまいも馬なりのまま12秒台で伸ばした。清山助手は「ウ オッカらしい走り。今年は過ごしやすい夏だったし、精神的にも落ち着いてドッシリしている」と太鼓判を押す。秋初戦とはいえ、勝つことが宿命のスターホー ス。「もう一段上のレベルを求められるが、期待できる状態にある。最高の状態で秋のスタートラインに立てる」。ウオッカの走りを見逃す手はない。
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