ウオッカ【拡大】
毎日王冠確定枠順へ
11頭立てで、しかも勝負づけが済んだ面々がほとんどなら単勝は1倍台か。ウオッカが1倍台に支持されたのは過去6回で、別表のとおり連対パーフェクト。 問題は相手(1、2着)で、7馬身もちぎれて他馬のレベルに“?”がついたヴィクトリアマイルを除けば、相応の実績馬がマッチレースの相手を務めてきた。 要は完璧な状態に仕上がった女王に食い下がるには、相当な実力を備えていないと無理ということだ。
相手はカンパニーしかいない。GII4勝の実績は紛れもなくNo.2で、過去5回のGIIでも(1)(1)(5)(1)(2)着。問題は唯一連対を外した のが昨年の毎日王冠(5着)という点だが、当時は夏負けが尾を引いて攻め馬でも格下にアオられる始末。坂路4F53秒6で一杯一杯では完調とは程遠く、 レース当日の馬体重もマイナス16キロだった。
一転、今年は絶好調。夏を順調に過ごせたことでビシビシ追われ、先月24日に4F52秒3をマークしたかと思えば、30日には51秒9、そして7日が52秒5。昨年のデキとはまさに雲泥の差だ。
実力No.2でデキも完璧。女王の相手にこれほど相応しい馬はいないだろう。ウオッカからバラバラ流したところで配当など知れている。馬単と馬連のオッズの差がわずかなら、万全を期して馬連(4)(6)1点勝負を決め込んでみたい。
3連単も絞る。今年一番の消耗レース・阪神大賞典の疲労から完全に立ち直ったナムラクレセントが▲。もとより菊花賞(3着)ではヤマニンキングリー(9 着)、スマイルジャック(16着)を相手にしなかった実力馬だ。さらに9F重賞2勝の△サンライズマックス、前走GII勝ちで箔がついた△ヤマニンキング リーを加える。女王に挑むには攻め内容が物足りなく映ったスマイルジャック、アドマイヤフジは思い切って無印。1着(6)2着(4)3着(5)(10) (11)、1着(6)2着(5)(10)(11)3着(4)の厳選6点だ。(本紙・村瀬)
【得ネタ最前線】ヤマニンキングリー“クイーンキラー”発揮
GI6勝の女王ウオッカは夏休みを思いどおりに過ごした。「ドバイ遠征のあと、体調の変動がほとんどなくなった。いつでもピークを迎えることができるよう になっている」と角居調教師。CWコースの最終追い切り(7日)も折り合い十分にラスト1F11秒5と文句なし。武豊騎手も「すばらしい」とベタ褒めだ。 金曜朝は坂路でラスト1ハロン14秒6。「不安は何ひとつない。木曜の時点で馬体重は516キロと、逞しい体つきです。この秋は未知の領域までいくと思う ので、ファンの方も実際に肌で感じて、純粋に感動してほしいですね」と清山調教助手。毎日王冠→天皇賞・秋(11月1日)→ジャパンC(11月29日) と、春にヴィクトリアマイル→安田記念を連勝した東京コースでノンストップだ。
ヤマニンキングリーは札幌記念で殊勲のV。3歳女王ブエ ナビスタの渡仏の夢を打ち砕いた。「春は2着続きで悔しかったけど、いったん休ませたのが良かったんだろう。前走は思った以上の走り。気分良く天皇賞に向 かいたいね」と河内調教師。続けて“クイーンキラー”ぶりを発揮するか。
スマイルジャックは三浦騎手と新コンビを組んだ関屋記念で、 3F32秒5の切れ味をみせ豪快に差し切った。激走の反動もなく順調で、併せ馬でハードに追われた先週までとは一転し、7日はWコース単走(馬なり)でサ ラッとまとめた。「落ち着いていい雰囲気。力勝負の厳しい競馬になると思うけど、ウオッカとヤマニンに注目が集まるのはウチにとってありがたい。馬場が回 復しそうなのも何より」と小桧山調教師はにっこり。
ナムラクレセントは新潟1000万下→阪神準OPと連勝中。昨年の菊花賞で3着、今 春の阪神大賞典で3着の実績馬が、いよいよ本格化してきた。福島信調教師は、「条件戦を連勝してきたが、ただの勝ち方じゃないからね。ともにトップハンデ で、58.5キロと58キロを克服してきたんだからね」とトーンが上がる。「このメンバーでも楽しみ」と締めくくった。
カンパニーは8歳の秋になっても元気。7日も坂路ではつらつとした動きを披露した。「気が若いんだろうな。年齢を感じさせない。やめちゃった症候群なんかとは無縁だね」と音無調教師。
サンライズマックスは春の天皇賞4着。「中距離馬と思っていたから3200メートルでの好走には驚いた。母父ダンシングブレーヴの血が効いたのかな。でも、やっぱり本領発揮の舞台は中距離。直線の長い東京の1800メートルはもってこい」と増本調教師。
唯一の3歳馬マッハヴェロシティは7日、Wコースで3歳1600万下と併入した。「ウオッカとやるんだから、いつもより攻め駆けする馬(アドバンスウェ イ)と併せた。。セントライト記念(6着)は中身ができていなかった。左回りは不利を受けても3F33秒台で上がってくる。結構やれると思う」と武藤調教 師。
ハイアーゲームは芝9F【3112】。「この距離ならどんな競馬でもできるね。オールカマーは外々を回って0秒8差の8着。状態は春よりいい」と鈴木助手。
【レーシングアラカルト】
●東京レディー ウオッカの東京重賞5勝は歴代単独トップで、今秋の毎日王冠→天皇賞→ジャパンCを3連勝すれば8勝の金字塔。また、東京の重賞5勝はすべてGI。次位のスペシャルウィークなど3勝馬を引き離している。
●GI8勝へ ウオッカは阪神JF、ダービー、天皇賞・秋、安田記念連覇、ヴィクトリアマイルとGI6勝で、牝馬では最多。GI最多勝利7勝のシンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクトに迫っている。
●牝馬重賞最多勝利 ヒシアマゾンが9勝で単独トップ。ウオッカはGI6勝+GIIIチューリップ賞で7勝。
●騎手&調教師V ヤマニンキングリーの河内調教師は騎手時代に1988年オグリキャップでV。勝てば史上4人目の騎手&調教師Vとなる。
●関屋記念馬のV スマイルジャックが関屋記念からの重賞連勝を狙う。同一年に関屋&毎日王冠を勝っているのは87年タマクインと2002年マグナーテン。
0 件のコメント:
コメントを投稿