第60回毎日王冠(11日、東京11R、GII、3歳上オープン国際、別定、芝1800メートル、1着本賞金 6500万円=出走11頭)昨年に続き府中に衝撃が走った。横山典弘騎乗の伏兵カンパニーが最速の上がり3ハロン33秒0を繰り出し、断然人気のウオッカ に1馬身差の完勝。タイム1分45秒3(良)。6冠牝馬を破る金星を挙げた8歳馬は、天皇賞でGI初制覇に挑む。一方、1番人気で連敗となったウオッカ は、秋の盾で連覇&7冠達成を目指す。
最強牝馬にひたひたと忍び寄った古豪は、ゴール手前で一気に詰め寄り力強く差し切った。8歳牡馬カンパニーが、直線に入って逃げるウオッカの後ろから真横に出し、ラスト50メートルでかわして1馬身差で快勝。狙っていた獲物をキッチリ捕らえ、重賞7勝目だ。「狙いを1頭に絞ると凄い力を発揮してくれる馬。周りに馬がいないぶん、ウオッカだけを見て、集中力を途切らすことなく捕まえに行けた」。コンビを組んだ 10戦で重賞4勝目。相棒を熟知する横山典弘騎手が、上がり3ハロン33秒0の末脚を引き出し、GI連勝中の女傑を粉砕した。
展開も読み 通りだった。「行く馬がいなかったし、馬場も良かったのでウオッカが行くだろうと思った」。自ずと位置取りが決まる。「いつもよりは前で競馬ができ た」(横山典)と言うレースは、向こう正面で最内に入れアドマイヤフジ、ヤマニンキングリーを挟む形で追走。ロスのない競馬で、直線に向いた時はウオッカ を射程圏に入れていた。
京都大賞典のオウケンブルースリに続き同日GII制覇の音無秀孝調教師は「ノリちゃんの時はどう乗るか分からない が、きょうのような乗り方は考えていなかった」と“想定外”の位置取りだった。「坂を上がって2着はあると思ったが、まさか差し切るとは」と殊勲の愛馬に 笑顔を見せた。
次走はオウケンとともに天皇賞・秋(11月1日、東京、GI、芝2000メートル)。昨夏は放牧で体が減り毎日王冠は 450キロで5着、立て直して460キロだった盾でウオッカと同タイムの4着。「もう1回東京への輸送があるので」と音無師は不安も見せるが、今年は 462キロで毎日王冠を制して、昨年以上の過程であることは間違いない。
「このままでは種牡馬として評価されない。何とかGIを」と音無師。8歳のカンパニーが悲願の勲章に大きく近づいた。
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